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エネルギーコスト

NHKのニュースで民間給与の統計結果(国税庁調べ)が報道されています。
結果は次の通り

・平均給与 414万円/年
・業種別
 電気・ガス 696万円/年
 金融・保険 617万円/年
 情報通信  592万円/年
 宿泊・飲食 233万円/年

わが国では、電気・ガスの会社に勤めることが成功への一番の近道だ。
電気・ガスといえば東京電力などのように、一応株式会社の体裁をとっているが、実質は公務員。
で、我々の払う電気代は実質的に税金だ
電気などの料金を他国と比較したデータは次の通り

資源エネルギー庁・国際的なエネルギーコスト比較

日本の料金(アメリカとの比較)
ガソリン 1.55ドル(アメリカは0.89ドルなので1.74倍)
ガス(家庭用)1.64ドル(アメリカは0.41ドルなので4倍)
電気(産業用)19.4ドル(アメリカは6.7ドルなので2.9倍)
電気(家庭用)27.7ドル(アメリカは11.9ドルなので2.33倍)

ということで、わが国ではエネルギーコストがアメリカの2~3倍で、その結果、電気・ガス業に従事するサラリーマンの給与所得が最も高く、宿泊・飲食業の3倍の給料をとっている。
ということを覚えておきましょう

工場を新興工業国へ移すと安く作れる。理由は人件費が安いから。と誰でも考えますが、
日本はエネルギー価格も高いな。

1.6倍

今年の4月から消費税が8%になっていますが、普段の買い物ではあまり影響が無いようにも思えます。
たとえば1,000円の物を買ったときは50円が80円になるだけなので、30円ぐらい大したことないですね。

しかし課税事業者が納税するときには大変です。
5%から8%になると、納税額はなんと1.6倍になる!

今年の8月に申告した法人は6月決算法人なので、8%になったのは4月~6月の3か月だけなのですが、みなさん
「え、なんで消費税そんなに多いの?」
と言っておられました。

多くの人にとって、消費税増税は納税するときに初めて実感するものです。

本日、9月決算法人のお客様に、今期の納税見込み額をお知らせしたのですが、9月決算なら4月~9月の6か月が8%なので、もっとびっくりしておられました。

もちろん消費税は、消費者から預かった税金を納付するので課税事業者が負担するわけではないのですが、やっぱりイザ納付する段になると皆さんビックリされます。

年間100万円納めていた人は160万円に
年間1,000万円納めていた人は1,600万円になります。

政府は8%への増税で5,000,000,000,000円(五兆円)ぐらい税収増を見込んでいるそうなのでビックリするのも無理はない。

10%になったら倍!

ランニング日和

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今日は曇りで涼しそうなランニング日和だったので、先日途中リタイアした総合運動公園往復の22キロコースを走りました。
今日は途中リタイアを避けたかったので、ゆっくり走ったつもりでしたが、結局1キロ7分10秒ぐらい(写真のiphonは信号などで止めず。手元の時計では2時間35分でした)なのでいつもとあまりかわりませんでした。
これが私のベストなペースなのでしょう。(と、いうか人間はこれ以上ゆっくり走れないのでは?)
すると7分x42キロ=294分
まあ、約5時間。
昨年の神戸マラソンは5時間ぴったり(5時間0分43秒)だったので、やはりこんなもんです。
加古川マラソンは制限時間が5時間30分。
スタートに10分かかるとして、20分しか余裕がないので、昔のようにヒザ痛で走れなくなったらアウトやな。
とにかく最後まで歩かず、走り通す練習をしようと思います。

2年連続2ケタ勝利

阪神の藤浪君はすごいな。
高卒ルーキーで2年連続2ケタ勝利か
阪神では江夏投手以来の快挙だそうです。
藤浪投手が夏の甲子園で優勝した年、兵庫県からは近所にある滝川第二高校が出場したので、子供と一緒に応援に行きましたが、あの夏の甲子園もめちゃくちゃ暑かった。
高校球児にとっては別にどうということはないのかも知れませんが、あんなクソ暑いときに連投連投で、ついに頂点を極めた藤浪君はやはりタダ者ではない。
さらに、優勝した日の夜、テレビのニュースで藤浪君たちがうどんを食べているところが放送され、また驚いた。
うどん?
うどんであんなパワーが出せるのか?
やはりタダ者ではないな。
頑張れ藤浪投手!

社会主義国的

JALは結局どうなったのかが気になったのでこの本を読みました。
小室直樹先生は、
「社会主義国では役人が企業に命令する」
「破産と失業は資本主義の本質である」
とおっしゃっておられましたが、この本を読むと日本が資本主義国ではなく、社会主義国的であることがよくわかります。

JALは法的整理とはいっても会社更生法を申請したもので、
・旧株主は100%減資によって株主責任をとる
・旧取締役は辞任
・銀行債務は消滅
・融資金額が最も多かった日本政策投資銀行債務は政府保証(470億円)があったので税金負担で代位弁済
・一般商業債務(買掛金や未払金など・リース債務を含む)は残る
・年金債務は減額されたが残る
・政府系金融から9千億円の投資と融資(投資が3.500億円)
という、社会主義国的なスキームが実行されました。

その後、V字回復と再上場を果たした稲盛さんは立派だと思いますが、
それ以前の債務整理の段階では、同じ法的整理でも、スポンサーを探して「破産⇒事業譲渡」をやるべきではなかったか?
債権者平等の原則
経済的合理性