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心に残る朝のひとこと

今朝、5時に起きたら雨でした。
しかたがないので、走るのはやめてテレビを見ていると、お坊さんのような人が、
「別無工夫(別に工夫なし)」
と言っておられて、これがとても印象に残りました。
夢窓疎石という人の言葉だそうです

→夢窓疎石

テレビで見たのは一瞬でしたが、
「いろいろなことがありましたが、別に工夫なし」
と言っておられましたので、直感的に感じた意味は、
「人間いろいろと辛いこともあるが、そこから抜け出そうとしていろいろと悪あがきしてもダメ」
でした。
勝手解釈か?
でも、こんなところでしょう。
また、昔読んだ岡本史朗さんという税理士さんの本に出てくる
「ノウハウを求める底の浅さ」
という言葉を思い出しました。

また、小室直樹先生だったか?野口悠紀雄先生だったか忘れましたが、「フェティシズム」という言葉の説明をしておられて、これも連想しました。
「フェティシズムとは性的な言葉として理解されることが多いが、本当の意味は「手段の目的化」である。」
と書いてありました。

「別無工夫」をグーグルで検索すると、言葉の意味が出てきますが、その中に
「修行のための修行など無意味。修行はいつでもどこでもできる」
と書いてあるので、似たような意味か?

とりとめがなくなってしまいましたが、要するに何事をなすにも、小手先のノウハウなど意味なし。
やるべきことを淡々とやるべし。
ちょっと元気をもらえる言葉だ

今年も走る!

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今朝の神戸新聞に「神戸マラソン特集(別刷)」が折り込まれていました。
今年も走るぞ!
私は相変わらずヒザや股関節に不安がありますが毎日走っています。
前回はラスト10キロは、ほとんど歩いてしまったので(完走というより完歩)、今回の目標は最後まで走ることです。
楽しみやな。
抽選当たってくれ!

朝のニュース

原発推進 ・再稼働
井戸知事、使用済み燃料中間貯蔵施設を兵庫県に設置することを検討
カネ・バラマキ
被災地復興は手付かずのまま
電気代値上
消費税増税
赤坂議員宿舎家賃値下
いいニュースはなにもないな。
橋下さんがんばってくれ!

平均年収1360万円

YOU TUBEで見たのですが、青森県六ヶ所村の、一人当たり平均年収は1360万円だそうです。
すごいな。
原発反対の人が選挙で勝てるわけがない。
御前崎市長選挙も原発推進派の現市長が勝ちました。
悲しいけれど、自分が失業して、家族が路頭に迷ってもいいから原発反対。なんて考える人はいない。
かなりヤバイな

TPPって

野口先生の本「製造業が日本を滅ぼす」には、TTPのことも書いてあります。

・TPPは貿易自由化協定ではない。ブロック化である
・これらは経済学で「関税同盟」と呼ばれる経済協定である。
・簡単に言えば「仲良しクラブ」
・非加盟国に対する排他協定なので自由貿易を促進するのではなく、逆に阻害する(以上219ページ)
・TPPで日本の輸出は増えない(関税が障壁になって輸出が抑えられているということはない)(225ページあたり)
・関税はすでに農業保護以外に格別の意味を持たなくなった(224ページ)
・TPPはアメリカの対中国太平洋戦略の一環であり、中国を排除することが目的である(232ページ)
・日本にとって重要な貿易相手国はTPP不参加国の中にある。とりわけ重要なのは中国だ(231ページ)
・TPP参加 → 中国が対抗手段(EUとFTA締結) → 対中国中間財輸出をドイツに独占される → 日本の輸出は壊滅的打撃を受ける
・「農業開国」「人材開国」を図るべし(247ページ~)
・日本にとって必要なのはTPPやFTAのような閉鎖的クラブを結成してブロック化を進めることではなく、国内既得権益集団の抵抗を排して、あらゆる面で日本を世界に向かって開くことである(251ページ)

よく問題点がわかりました。

TPPについて何冊か読みましたが、他の本はよくわからない。
なかには作者が誰なのかわからない本もありました

一回クラッシュ!

YOUTUBEの動画で、野口先生が次のように言っておられます。

・2000年代、日本経済は既存の産業構造を温存するために海外に需要を求めた
・政策としては、「金融緩和・財政緊縮・円安」
・しかし、本来は産業構造を改革して、国内に需要を求めるべきであった
・その場合の政策は、「金融引き締め・財政拡張・円高」
・2000年代の初めに誤った選択をしたので日本経済はいまだに立ち直れない。

で、この本ですが、基本的には同じ問題点を指摘しているとおもいました。
家電メーカーは海外に需要をもとめて、新興国と価格競争をやって敗北。
自動車産業はすでに大半が海外に移転している。
国内産業空洞化。
それでも「金融緩和・財政緊縮・円安」政策をとっている。

これではダメで、野口先生は産業構造の改革が必要だといっておられます。

例:アップルモデル
「新興国に売るのではなくて、その労働力を買うモデルが確立することが必要だ。(中略)売る相手は、新興国ではなく、先進国でなければならない。アップルが行っているのが、まさにこうした生産と事業モデルだ。したがって、これを「アップルモデル」と呼ぶことができるだろう」(171ページ)

アップルはiphon/ipadなどの魅了的な商品を開発して、台湾で作って先進国で販売しています。
これが先進国の製造業のあるべき姿だ。

で、たしかにそうなのですが、これは日本の製造業にはちょっと無理では?
私も昔、タイヤメーカーで商品開発の仕事をやったことがあるのでよくわかりますが、日本のメーカーというのはiphonが発売されたときに、それによく似た携帯電話で、しかもiphonよりも性能が良いものを作るのは得意ですが、何もないところからiphonを作るのは絶対無理。

と思いながら、YOUTUBEを見ていると、宮台真司さんがこの動画で、まさにそのようなことを言っておられます。

宮台真司さんが、
「3倍4倍の価格でも買ってもらえるような価値・テイストのあるモノを作るべし」
と言ったら、聞き手のアナウンサーが
「それは日本の得意とするところじゃないですか」
と答えます。
この勘違いが重要。
このように考える人が多いのでしょう。
宮台真司さんは「価値・テイスト」と「性能・コンビニエンス」とは違うと解説しておられます。
(日本が得意なのは後者であって、前者は無理)

ではどうしたらいいのかと問われて宮台さんは
「無理。日本は外圧がないと何もできない。一回クラッシュして一からやり直し」
みたいなことを言っておられます。
ちょっと苦笑いしてしまいますが

ところで、大事なことは我々一般庶民・事業主・中小企業経営者がどうしたらよいかです。
中小企業も成長著しいアジアに進出すべきだという話をよく聞きますが、本当でしょうか?
よくわからないですが、野口先生は
日本経済活性化のためには、国内需要向けの高生産性サービス業が必要
とも言っておられます。
我々にできるのは、これではないでしょうか?

忘れられない名作

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調べたいことがあったので、兵庫労働図書館に行ったのですが、そこで小泉八雲さんの記念碑を見つけました。
神戸市中央区中山手通にあるのですが、小泉八雲さんはここに住んでおられたそうです。

数年前、子供の参観日に小学校に行ったとき、廊下にある本棚でこの本を見つけたことがありました。

耳なし芳一の本

 

 

 

 

ポプラ社の名作「耳なし芳一」です。
子供のころ、怖い思いをしながら何度も何度も読んだ本です。
この名作を作られた小泉八雲さんが、こんなに身近なところに住んでおられたとは!
また、この本が読みたくなってきました。

この曲、いいなあ

この曲、いいなあ。
柳ジョージさんは、残念ながら昨年亡くなられました。
私は昔からファンです。
で、以前はこの曲は、そんなに好きというほどでもなかったのですが、昨年末頃から確定申告のバタバタした間、ずーっと聞いていました。
この曲の良さにやっと気づいたのかもしれません。

今日は、またもや妻がイカナゴを買ってきてくれたので、今年六回目のクギ煮を作りました。
クギ煮は、もうさすがに飽きてきましたが、
一人台所でクギ煮を作りながら、iphonでこの曲を聴いていると、ちょっとシアワセな気分になれます。
最後のギターもかっこいい。