あと10分ぐらい短縮できる?

昨年の加古川マラソンでは、主に「カカト着地」を意識することで30分以上タイムを縮めることができたのですが、それだけではなく、マラソン中の補給についても学習したことがありました。
これも忘れないように記録しておこうと思います。

簡単に言いますと、どうも私の体は、甘いスポーツドリンクやゼリーなどを受けつけないようなのです。
ケーキや和菓子などは大好きなのですが、マラソン中は別。
フルマラソンで、特に後半の空腹時に甘いものを取りすぎると気分が悪くなり吐き気がしてくるのです。
そこで今回は、まずスタート直前はいつものアミノ酸系ゼリーをやめて、小さめのおにぎりを食べ、給水所ではスポーツドリンク禁止で、水をちょっとずつ飲む。
そして30キロを過ぎた直後の給水所で、思い切ってコースアウトして、おにぎり2個をゆっくり食べ、デザートのバナナを食べて、行きたくなくてもトイレに行ってから再スタートすることにしたのです。
これらはすべて正解でした。

マラソン中はおにぎりなどの固形物はカラダが受けつけないのでゼリーを飲めと本などに書いてあるのですが、私は給水所でスポーツドリンクを飲み過ぎているからそうなるような気がするのですす。
夏場なら、20キロや30キロを走ると体重が2キロ前後減ったりもしますので、たしかに水分が失われているとは思うので、補給が必要なのですが、だからと言って水分を急激に飲んでも、人間の吸収能力には限界があるのだと思います。
そして水分、特にスポーツドリンクを飲みすぎると食物の消化能力も落ちるのではないかと思うのですが、普通の水を少しずつ飲んでいれば、おにぎりを食べても無理なく吸収して、問題なく走れるような気がしました。
何よりもおにぎりはめちゃくちゃおいしいので、元気が出ます。
奈良漬けや梅干しも本当においしい
ちなみに、私は帰りのコンビニで牛乳を買って大量に飲みましたが、走った後の牛乳もめちゃくちゃおいしい!
きっとすべて体が求めているものなのでしょうね。
今後もこの方針で走ろうと思います。

また、私は後半でよく足がツッてしまうので、今回対策として、写真のサプリメント「2RUN」と某メーカーの黄色い足ツリ対策用ゼリーを持って走りました。
実は早い段階の、20キロを過ぎたあたりで、左の太腿あたりに足がつりそうな兆候が出始めた (昨年は左右両足とも同じ場所が同時につったのでリタイヤしました) ので、慌てて「2RUN」を摂取したところ、すぐにその兆候がなくなったような気がします。
また、練習中から左足の中指あたりが何故か痛むことが多く、この時も痛かったのですが、どういうわけかその痛みも無くなったように思うのです。
気のせいかもしれませんが、それでもその後、最後まで痛むことも、足がつることもなく走れましたから、結構効くような気がしますので今後も持って走ろうと思います。

一方、足つり対策2つ目の黄色パッケージのゼリーは、すごく流行っていて、給水所のゴミ箱に本当にたくさんの黄色が捨ててあったのですが、これは私には甘すぎました。
35キロあたりで飲むと決めていたので、予定通りに飲んだのですが、猛烈に甘いので一気に気分が悪くなってしまいました。
その後、吐き気がしてきたのでコースアウトして、しゃがみこんでしまったのです。
ちょっと冷や汗が出る感じもしました。
私はお酒がまったく飲めないのですが、昔、営業マンをしていたころは毎日飲んでおり、よく酔っぱらって吐き気がしていたのですが、その時の感覚に似ていました。
飲みすぎて消化不良を起こしている感じですね
そして、おそらく精神的なダメージも大きいのだと思います。
吐き気がするとほんとに走る気が失せてしまうのです。
しばく座った後、なんとか歩き始めたのですが、結局36キロ付近から1キロほど歩いてしまいました。
37キロの表示を見て、
「あと5キロか!」
と思ったら少し元気が出てきたので、残っていた奈良漬けを全部食べて、水を飲んで再スタートしました。
そこからは、近所の方たちの熱烈応援や、ZARDの名曲「負けないで」の大音量繰り返し再生、小中学生の皆さんの熱烈応援などに後押ししていただき、無事ゴールすることができました。
ほんと、ゴールした時は涙が出てきました。
皆さん本当にありがとうございました。

で、今年の目標なのですが、
私はあの黄色いゼリーがなければもう10分ぐらい早くゴールできたのではないかと感じているのです。
もちろん人気の黄色いゼリーが悪いと言っているのではありません。
私には合っていないということなのですが、
無理でしょうか?
イヤ行けそうな気がする。

ということで、今年の目標は4時間15分
そして今年は10周年(10回エントリー)になるので引退しようと思っていましたが、マラソンはめっちゃ楽しいので引退せず、行けるところまで走ろうと思っております。