野口先生の本「製造業が日本を滅ぼす」には、TTPのことも書いてあります。
・TPPは貿易自由化協定ではない。ブロック化である
・これらは経済学で「関税同盟」と呼ばれる経済協定である。
・簡単に言えば「仲良しクラブ」
・非加盟国に対する排他協定なので自由貿易を促進するのではなく、逆に阻害する(以上219ページ)
・TPPで日本の輸出は増えない(関税が障壁になって輸出が抑えられているということはない)(225ページあたり)
・関税はすでに農業保護以外に格別の意味を持たなくなった(224ページ)
・TPPはアメリカの対中国太平洋戦略の一環であり、中国を排除することが目的である(232ページ)
・日本にとって重要な貿易相手国はTPP不参加国の中にある。とりわけ重要なのは中国だ(231ページ)
・TPP参加 → 中国が対抗手段(EUとFTA締結) → 対中国中間財輸出をドイツに独占される → 日本の輸出は壊滅的打撃を受ける
・「農業開国」「人材開国」を図るべし(247ページ~)
・日本にとって必要なのはTPPやFTAのような閉鎖的クラブを結成してブロック化を進めることではなく、国内既得権益集団の抵抗を排して、あらゆる面で日本を世界に向かって開くことである(251ページ)
よく問題点がわかりました。
TPPについて何冊か読みましたが、他の本はよくわからない。
なかには作者が誰なのかわからない本もありました