日別アーカイブ: 2014年11月15日

景気回復②

今朝もまたテレビのニュースで景気が回復していると言ってますが、意味が分かりません。

サラ金で1,000万円借りてベンツに乗ってるやつを見て景気がいいと思いますか?

これと同じ。

国が借金する→年金を払う→お年寄りがカネを使う→GDPが増える

国が借金する→公務員給与を払う→公務員がカネを使う→GDPが増える

国が借金する→公共工事を発注する→土建屋さんが儲かる→カネを使う(ベンツに乗りスナックで飲んだりする)→GDPが増える

国が借金する→国債金利を払う→銀行の金利収入が増える→銀行員がカネを使う→GDPが増える

国が借金する→金融緩和を続ける(借りたカネで銀行が持っている国債を買い戻す)→円安になる→輸出企業が儲かる→株価が上がる

もちろんすべての原資が借金ではありませんが、政府歳出の原資のなんと半分ぐらいが借金です。
(このような借金を裏付けとした経済行為がGDPの結構な部分を占めていると思う。地方公共団体も同じ。)
国の借金は、政治家が個人的な政治活動で浪費しているわけではない。
回復していると言われる経済が、実は借金によって支えられていることが問題だ。
阿部のミックスの効果などと言っても本質は借金でベンツに乗っているのと変わらないのとちがいますか?
経済を成長させて財政を再建するという発想はもはや無理では?
我々は経済がマイナス成長になり、税収が減っても平和で幸せに生活していける国家を目指すべきではないでしょうか?

罪の文化 恥の文化

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昨日、子供に次のような話をしました。

①A君とB君が学校で悪いことをして先生に怒られた
②A君は自分が悪いことをしたと思って反省し、以後悪いことをしなくなった
③B君は悪いことをしたとは全然思っていないが、先生に怒られたのがショックで以後悪いことをしなくなった。
④これは「罪と罰」という有名な話だ

子供は納得していました。
が、夜寝る前に、
「あれ?「罪と罰」やったっけ?」
と思ってネットで調べてカン違いに気付きました。
「罪と罰」はドストエフスキーの小説で、関係ないですね。
私が言いたかったのはベネディクトの名著「菊と刀」に出てくる「罪の文化」と「恥の文化」でした。
(私が大昔に読んだ現代教養文庫版では257ページあたりに出てきます)

しまった間違えた!
と思って今朝、子供に説明しました。
余計なことですが、不祥事を起こした日本の政治家はほとんどがB君と同じ