円高

フランスのサルコジ大統領はやっぱり選挙で負けましたね。
私は別にサルコジ大統領のファンではないのですが、緊縮財政を主張する保守派が破れて左翼社会党の候補者が大統領になったことが興味深い。
これが世界の潮流でしょう
ギリシャも同じ。
緊縮財政推進派の与党政権がかろうじて過半数を維持したものの、左翼系の野党が議席を増やしたようですね。
ギリシャも時間の問題か?
アメリカ大統領は民主党。
日本の総理大臣も民主党
まさに、左翼政権の時代やな。
まあ、こんな時代に、
「社会保障費と公務員給与と公共事業を削減して財政を立て直します。」
などという政策を掲げる人が選挙で勝てるわけがないですが、日本の例が示すように左翼政権はイザ政権を取っても何もできないのでは?
この先数十年、先進国が経済の衰退と財政赤字体質に歯止めがかけられないのも事実なので、いずれは左翼政権もひっくり返る。
で、どうなるかというと、政治的には左翼も保守も右翼もなくなるのではないでしょうか?
多数の小規模な政党が乱立して、一党独裁や二大政党などという時代は終わるな。
そうなると政治はますます何もできなくなる。
で、結局先進国は緊縮財政方針を取らざるを得なくなるな。
ところで、選挙でこういう動きがあって、各国が当面は緊縮財政方針をとらないということになれば、ますます信用不安がたかまって、消去法的に円の人気が高まり円高になる。
今日は1ドル79.86円か。
日本の家計の膨大な貯蓄が世界経済を支えている。