外債

「日本の国債はほとんどが内国債で、外国から借りているのはわずかだから、いざという時でも大きな問題にはならない。」
とか
「ダンナが嫁さんにカネを借りているようなもんだ」
などと言われます。
そのこと自体、同じ国の国民や嫁さんからの借金なら踏み倒してもOKと言っているようで不気味ですが、もっと不気味な話が大前研一さんのメールマガジンに書いてありました。
外債比率は小さいが、金額は結構あるという話です。
国債残高は2011年6月末で901兆円、うち外国人の保有金額はなんと66兆8,600億円もあるそうですよ!
比率は7.4%で確かに少ないように見えますが、約67兆円!
比率だけみると数字マジックで外債なんか大したことがないと考えてしまいますが、金額を見ると誰でも驚きます。
「ほとんど内国債」「嫁さんからの借金」などと言っている場合ではない。
あっという間に国家予算レベル(我が国の一般会計歳出)ぐらいになりそうやな。
で、思い出したのですが、たしか土光敏夫さんの第二臨調発足時の国債残高が80兆円ぐらいではなかったでしょうか?
以前はYOUTUBEで土光さんの番組を見ることができたのですが、今は見ることができないので不確かですが、もうすこしで外債の金額が当時(81年ごろ?)の国債残高に追いつくのは間違いないと思います。
土光さんが聞いたらなんとコメントされるだろうか?
エライ世の中になったなあ。