エアバックの米国での不具合問題について、アメリカでどんな事態になっているかはニュースを見ればわかりますが、国内を走っているクルマは大丈夫なのか?
この部分がほとんど報道されない気がしませんか?
これが罪の文化と恥の文化の違い。
日本人は不具合を起こして迷惑をかけたことについて、申し訳けないと思う(すなわち罪を犯した)から謝罪するのではなくて、アメリカで訴えられた(すなわち恥をかかされた)から謝罪する。
本当に申し訳ないと思うなら、日本を走っているクルマはリコールの必要があるのか無いのか?
必要が無いなら無いで、それをマスコミを使って告知するはずだ。
昨日見たNHKのニュースでも、今朝の新聞でもそこがわからない。
日本のニュースでは真っ先にそれを報道すべきでしょう?
もちろん報道機関が悪いのではなくてメーカーがそのように報道してもらえるように記者発表すべきだ。
死者が出るほどの不具合なのでユーザーである私は心配になる。
私の乗っているトヨタのクルマは大丈夫なのか?
そもそも私の乗っているプリウスには問題のメーカーのエアバッグが使われているのかいないのか?
メールの一本も届きません。
メーカーのホームページを見てもわからない。
プリウスのリコールの部分を見るとハイブリッドシステムの不具合のことしか書いていない。
ベネディクトが戦時中に名著「菊と刀」で書いた日本人特有の「恥の文化」は今も我々日本人の中に生き続けている。
ベネディクトは一度も日本に来ることなくこの本を書いたと言われていますが、鋭く日本人の本質を捉えていることに改めて驚かされます。