今年1月から、e-taxの「メッセージBOXセキュリティ強化」ということで、電子証明書がなければ、メッセージボックスを見ることができなくなりました。
私の事務所の顧問先さんは、私に代理送信を委託していますので、ほとんどの方が電子証明書をお持ちではありません(または持っておられてもe-taxに登録していない)。
なので、困ったことに、申告時期に届く、
「所得税、消費税及び贈与税 申告のお知らせ」
という、例の申告期限や、振替納税日、予定納税額などが書いてある書類を見ることができなくなっているのです。
で、どうすればよいかというと、顧問先さんと私たち税理士の委任・受任関係をe-taxに登録して、「所得税、消費税及び贈与税 申告のお知らせ」を顧問先さんのメッセージボックスから税理士のメッセージボックスへ転送してもらう設定をすればよいそうです。
ネットで調べるとその方法がわかります。
昨日、早速このページに書かれている手順通りに登録しようと思い、いつも使っているe-taxソフトを立ち上げたのですが、マニュアルにある、
「受付システム メインメニュー」
の画面がどこにあるのかがわかりません。
例えば、
「委任関係の登録方法(納税者が行う作業)」
の下にある
「税理士の利用者識別番号の登録(PDF形式 276KB)」
をクリックするとマニュアルが表示されますが、その左上に書かれている
「受付システム メインメニュー」
がどこにあるのかがわからなかったのです。
仕方がないので、e-taxヘルプデスクに電話してみると、
「この作業を行うときは、e-taxホームページの「サイトマップ」から
「e-taxソフト(WEB版)または受付システムを利用するにあたって」
をクリックし、手順1~7を実行して、まずe-taxソフト(WEB版)を使えるようにしてください」
と言われました。(あとでわかったのですが、この指示は間違いでした)
私は言われた通り、手順1~7を実行し、e-taxソフトWEB版を使えるようにしたのですが、それでも、「受付システム メインメニュー」の画面がどこにあるかわかりません。
おかしいなと思い、もう一度e-taxヘルプデスクに電話してみると、今度は別の方が対応してくださり、
「すみません、その指示は間違いです。e-taxソフト(WEB版)は不要で、今から言うとおりにしてください」
と言って次の手順を教えてくれました。
(簡単でした)
①e-taxホームページを開く
②下へスクロールして、真ん中あたりにある「メッセージボックス」の下の
「メッセージボックスの確認(受付システムへのログイン)」をクリックする
③次の画面で、利用者識別番号と暗証番号を入力してログイン
④これで「受付システム メインメニュー」の画面が表示されます。
あとは、マニュアル通りに入力していけばOK
①まず税理士がカナ氏名を登録する
②顧問先がご自身の利用者識別番号と暗証番号でログインし、委任する税理士を登録
③税理士が自身の利用者識別番号と暗証番号でログインし、②の委任登録を「承認」する。
以上終わり。
早速、必要事項を入力したら、ある顧問先さんの「所得税、消費税及び贈与税 申告のお知らせ」を見て、予定納税額を確認することができました。
最初のヘルプデスクの方は多分他の何かと勘違いされたのでしょうね。
二回目の正しい方法を教えてくれた方は、
「マニュアルがわかりづらくて申し訳ありませんでした」
と謝っておられました。
とんでもない、ありがとうございました。
これで、ひと安心です。
さあ、いよいよ確定申告シーズン突入だ!