カテゴリー別アーカイブ: おしろかった本・映画・テレビ番組

学科試験対策

私の娘は、この春大学生になり、今は少し遠いところで一人暮らしをしています。
その娘が、先日自動車学校を卒業したようなのですが、まだ住所を移していないので、最後の学科試験だけは明石の運転免許試験場で受験しなければならず、近日中に帰ってくるようです。
ただし、明石の学科試験はかなり難しく、普通の本屋さんで売っているような問題集で勉強してもダメで、明石の試験場の近くの喫茶店などで売っている「一発合格問題集」で勉強しないと合格できないことを思い出しました
私も大昔、学科試験が不合格で、この問題集を買って勉強したら2回目には合格できました。
でも34年くらい前の話なので、もう売ってないのでは?
と心配したのでですが、試験場付近の喫茶店やコンビニで今も売っていました。
私は試験場近くのファミリーマートで購入しました。
値段は1,000円
記憶が定かではないですが、34年前と表紙のデザインは変わってないように思います。
万が一不合格だったら、また帰ってこないとダメですから、是非一発で合格してほしいです。
娘よ、頑張れ!

円安


野口先生の円安に関する本で、以前から関心があったのですが、ようやくKndle版が出たので購入しました。
「為替レートとはその国の通貨の価値であり、したがって、日本の経済活動の価値なのである。だから円安とは、日本人の経済活動の価値が低く評価されることである。それが良いはずがないことは、冷静に考えれば分かるはずだ。しかし、それが容易に分からないのが円安の恐ろしいところである。」
と書いておられますが、まさにその通りで、円安は日本にとってとても危険なことであることがよくわかる本です。
日本の経済と財政は引き続き危機的な状況にあり、このままでは日本財政が破綻するとか崩壊するとかいう人がいますが、具体的にどのような状態をイメージしているのか?
株式会社の倒産や、ギリシャの財政破綻と似たような状態になるというのでしょうか?
とすると、これまた多くの人が言うように、日本の借金は債権者が外国人ではなく、日本国民なので破綻することはあり得ないでしょう。
なので、今の日本の財政や経済の危機的状態が招く破滅的な事態というのは、制御不能な超円安になることではないか?
石油や食料をはじめ、あらゆるものについて輸入依存度の高い日本では、円安が進むと物価が上昇し、実質所得が下がる。
名目上の所得も減るし、実質所得ももっと減る。定期預金の価値も減る。
生活できないほど実質所得が減るかも?
日本全体の生産性が低くなっているのに、今まで通りの生活をするために毎年膨大な借金をする。
このツケが回ってくるな。
やばいですね。

憲法改正

小室直樹先生の「日本人のための憲法原論」を読みました。
現代日本の抱える諸問題の根本原因は、すべて憲法がまともに作動していないことにあると書いておられます。
戦後、このような状況にある憲法の下でも日本の社会が大きな混乱に陥ることがなかったのは、日本経済が成長し国際社会における地位が向上し続けていたからでしょう。
残念ながら、なんだかんだ言って今は日本経済は衰退傾向にあり、国際情勢も大きく変わっています。
今の状況を打開するには、憲法を改正し、日本を本当の民主主義・資本主義国家にするしかないと思います。

ところで、安倍総理は日本が真の独立国家となるために憲法改正が必要であると「美しい国へ」という本に書いておられます。
私は、憲法改正などという大仕事ができるのは安倍総理だけで、今が最後のチャンスであるような気がします。
解釈改憲などせず、是非真の意味での日本再建=憲法改正をやっていただきたい。
小室先生の本を読んでいると、ますます安倍内閣に期待が高まります。

円安

野口先生の本が面白かったので一日で一気に読みました。
戦中から現在に至るまでの日本経済の流れを、先生ご自身の個人史を交えながら解説しておられます。
日本はいまだ1940年体制、すなわち戦時経済体制=社会主義経済体制のままである。
この体制は戦後復興から80年代にかけての経済発展期においては有効であったが、90年代以降のグローバル経済においては不適合。
したがって日本は資本主義化し産業構造を変えるべきだ。

というストーリーで、今迄に書かれた本の内容とあまり変わりませんが面白い
小室直樹先生の「資本主義のための革新」という本に
「シュンペーターは、大企業の官僚化によって資本主義は社会主義化し、衰亡し滅亡すると論じた」(248ページ)
と書かれていますが、全くその通りで、欧米において資本主義経済によって自動車や飛行機、テレビなどが発明・工業化され、それを社会主義国・日本がカイゼンを加えて大量生産・大量販売に成功した。
というのが80年代までのながれで、シュンペーターはこういうことを予想しておられたのでは?
経済が発展すればするほど(飽和状態)資本主義的のメリットが減少していくような気がします。

今は日本に代わって新興工業国が世界の工場になっているわけですが
野口先生はこれからの日本は産業構造を変えて、高度サービス業や新しい製造業(水平分業)を発展させるべきだと書いておられます。
これは確かに絶対に正しいことだと思うのですが、はたしてそんなことが可能でしょうか?
私は日本においては1940年体制がずっと続くような気がするな。

「経済学に「要素価格均等化定理」というものがあります。「貿易が行われる世界において、二つの国が同じ技術で生産活動をしていれば労働などの生産要素が国境を越えて動かなくとも、賃金が均等化していく」という定理です。この定理によれば、中国が工業化して日本と同じ生産活動を行うようになれば、日本の賃金は長期的には、中国並みに低下していくことになります。これこそが90年代以降現実の世界で起こっていることの本質です」(kindleなのでページ数がよくわかりませんが位置No3788)

円安で日本企業の円ベース利益は増えますが、賃金は?
仮に月給30万円としたら、1ドル100円の時には3,000ドルですが1ドル150円になったら2,000ドルとドルベースでみると下がる。
円の価値が下落していって、国際的に見た日本の賃金が下がり、中国などの賃金水準に近づく。
だからといってすぐに製造業が国内回帰するかどうかわかりませんが、結局は賃金があまり変わらないなら品質の良い日本製が売れるというようになること以外に日本経済が復活する方法はないのでは?

百物語

子供のころに何度も読んだマンガですが、kindle版でたったの300円でしたので購入し、久しぶりに読んでみました。
手塚治虫さんのマンガには「リボンの騎士」のサファイア姫など勝気な女の子がよく登場しますが、この本にもスダマという勝気でとてもかわいい女の子が登場します。
私は手塚治虫さんのマンガは全部好きですが、なぜか一番記憶に残っているマンガです。

経済危機の本質


私は子供が二人いますが、今の日本の経済状況を考えると、子供たちには将来、医者か公務員になってほしいと思います。
誰でもそうではないでしょうか?
で、医者・公務員になれなかったら介護関係の仕事に就く。
今、新聞折り込みの求人広告を見ると介護関係の求人ばっかりですね。
で、この先どうなるかというと野口先生は2040年には4人に一人が介護・医療従事者になるという異常な経済状況が待っていると書いておられます。
これも、誰もがそのようになると感じているのではないでしょうか?
もちろん介護・医療・公務員の仕事が悪いと言っているわけではありませんが、このような仕事に従事する人が多数を占めるような社会は、社会として成立しえないでしょう。
一方で製造業は海外に移転し、食糧自給率が低下する(つまり食糧品輸入が増えている)など産業空洞化も進んでいる。
やはり、製造業、農林水産業、販売業、サービス業などのうち、新しい価値を生み出すような産業が発展し、同時に若い人たちがどんどん起業するような社会でなければ国の経済は衰退します。
野口先生は一貫して、日本経済復活のためには産業構造を変えることが必要で、金融緩和をやっても何も解決しないと言っておられますが、改めてそのとおりだと感じさせられる本だ。

謎の事件


2.26事件も謎が多い。
「陸軍大臣告示」とはいったい何だったのか?
黒幕と言われる人物が無罪となり、思想的に影響を与えたが事件を実行したわけではない人物が死刑。
陸軍の上層部も徹底的に調べられたようですが、罪に問われず、結局は青年将校が死刑になって責任を取った形だ
その青年将校たちの行動も謎だ。
「逆賊にあらず」というからにはやはり陸軍の上層部からの命令によって行動したのでは?
動画サイトでは実に生々しい、当時の盗聴された電話の内容を聞くこともできますが、これを聞いても、青年将校たちが独断で事件を起こしたとは私には思えない。
というようなことが昔からの疑問ですが、ちょっとスッキリさせてくれる本でした。

対案

政治家の先生方は野口悠紀雄先生の本を読めばいい。
総理大臣は、
「アベノミクスを批判する人は多いが、ではどうすればいいのか。対案を聞いたことがない」
と言いましたが、野口先生の本には対案がたくさん書いてあるのになぁ

罪の文化 恥の文化

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昨日、子供に次のような話をしました。

①A君とB君が学校で悪いことをして先生に怒られた
②A君は自分が悪いことをしたと思って反省し、以後悪いことをしなくなった
③B君は悪いことをしたとは全然思っていないが、先生に怒られたのがショックで以後悪いことをしなくなった。
④これは「罪と罰」という有名な話だ

子供は納得していました。
が、夜寝る前に、
「あれ?「罪と罰」やったっけ?」
と思ってネットで調べてカン違いに気付きました。
「罪と罰」はドストエフスキーの小説で、関係ないですね。
私が言いたかったのはベネディクトの名著「菊と刀」に出てくる「罪の文化」と「恥の文化」でした。
(私が大昔に読んだ現代教養文庫版では257ページあたりに出てきます)

しまった間違えた!
と思って今朝、子供に説明しました。
余計なことですが、不祥事を起こした日本の政治家はほとんどがB君と同じ

経営戦略

この本、KINDLE版でなんと400円で読めます。
かなり古い本ですが、ためになることがいろいろ書いてあります。
大学生のころ、私の所属していたゼミでは「エクセレントカンパニー」(大前研一さん訳)をテキストにしていたのですが、やっぱり似た雰囲気があります。
今にして思えば、日本の企業の経営は
「同業の各社が協定にもとづいて同じようなものを作り、価格も協定し、人間関係(癒着)づくりだけでシェアの獲得競争をする」
という暗黙のルールがあって、今もそれが続いている。
商品差別化や経営戦略による競争を否定する社会主義的な経済。
そういう時代においては、この本に書いてあるような経営戦略が、真逆の思考方法として新鮮に見えたので、当時人気を集めたのだと思います。
もちろん現在においても、このような経営戦略論を否定するわけではなく、海外製品が台頭して日本の各業界のムラ社会的な秩序が崩壊しつつある今日においてはますますその必要性が高まっていると思います。
たとえば、私が昔勤めていたタイヤ会社(業界シェア4位)の株主構成を見ると、大口株主の2位に㈱ブリジストン(業界シェア1位)、9位に横浜ゴム(業界シェア3位)が出てきます。
こんなんで正常な競争ができるのか?
われわれは400円で勉強し、今後の対策をよく考える必要があります。